頭・首の症状
| 肩・上肢(腕・肘・手)の症状
| 胸・背中・お腹・わき腹の症状
| 腰・臀部の症状
| 下肢(股・太腿・膝・下腿・足首・足)の症状 |
頭が痛い頭痛には様々な症状があります。脳や循環器系、代謝などの重大な病気が原因のこともあるので、特に急で激しい痛みや長期間続く痛み、
ガンガン脈打つような痛み、高血圧や動脈硬化などの病気がある場合、失神や吐き気を伴うような場合、平衡感覚に異常が出た場合などは
専門病院を受診してください。
帯状疱疹では頭の表面がピリピリ痛んだり、顔面神経痛(三叉神経痛)では前頭部や顔面に痛みが出ます。 |
めまいめまいは脳や平衡感覚器(耳の奥)などの内部疾患、心因性のストレスなどが原因となっていることがあります。ぐるぐる回るような
めまいやまっすぐ歩けなかったり立っていられないような症状、失神や胸痛、痺れを伴ったりする場合は専門病院を受診してください。 |
首が痛い首だけでなく肩や腕、背中の方まで痛みや痺れ、違和感が放散するという症状の訴えが多いです。原因として多いのは頚椎椎間板 ヘルニアや頚部脊柱管狭窄症、頚肩腕症候群(胸郭出口症候群など)、首や肩の筋肉のコリによるものなどで、それらが神経や血管を圧迫 することで引き起こされます。むちうちや寝違えなどで首の筋肉が腫れている状態でも強い痛みがあり首が動かせないこともあります。筋肉だけ の問題であれば大体1〜2週間ほどで症状は改善されますが、上記のような原因を放っておくと悪化し慢性化してしまうことも少なくありません。 |
首を寝違えた睡眠中に無理な姿勢を取ったり、仕事や運動、生活の中で無理な首の動かし方をすることで首の筋肉に負担がかかり、 筋違えをおこして筋肉痛に似た痛みが生じる頚部捻挫です。ストレスなどが原因となることもあります。首の筋肉が腫れている状態なので、初期は 無理にマッサージなどはせず安静にしましょう。症状は軽い場合から重い場合まで様々ですが、普通は1〜2週間で収まることが多いです。 |
頚椎椎間板ヘルニア頚椎(首の骨)は7つが縦に連なっていて各々の間にクッションの役割を果たしている椎間板があります。 頚椎椎間板ヘルニアは椎間板への負荷や老化による変性、事故などの外傷によって椎間板が後方にはみだし神経を圧迫する病気です。 頚椎の5番〜6番の間、6番〜7番の間に多くみられます。症状は片側の首・上肢の痛みや痺れ、感覚障害、筋萎縮が多いですが、 神経を圧迫する場所によっては、両側に症状が出たり体幹や下肢にまで拡がる感覚障害や運動麻痺、排尿障害等も生じます。 |
頚椎捻挫(むちうち)交通事故やスポーツなどで首が不意に衝撃を受け、過度の運動を強いられて引き起こされる疾患を言います。 首には脳から出る神経の太い幹(脊髄)が通っていて、この脊髄はそれぞれの高さで手足にいきわたっています。頚椎捻挫は首の 微細な筋肉や関節の損傷によって痛みが出たり、首の神経が圧迫されることで痺れや筋力低下が起こることがあります。 また自律神経も存在していて、これらに障害が及ぶとめまいや耳鳴りなどの症状も出ることがあります。 |
変形性頚椎症頚椎(首の骨)の間にある椎間板が薄くなったり、神経の通る所が狭く小さくなったりすると神経を圧迫します。また骨が変形して、 とげの様な突起(骨棘)が出てきた場合も神経を圧迫し、首や上肢の痛み、痺れなど椎間板ヘルニアと同じような症状が出ます。 頚椎の老化による円背姿勢(猫背・背中が丸まる)の方だけではなく、首に対して負荷が多いスポーツや仕事をされていた方にも多く見られます。 |
胸郭出口症候群首から出て腕に走っている神経や血管が、首や腕のつけ根で緊張した筋肉や骨などに圧迫・牽引されることで起きる症状で、 首や肩の強いこり、腕から手にかけてのしびれ、腕のだるさなどの症状があります。特に顔を下に向けたり、猫背、パソコンなどで腕を上げた姿勢など 無理な姿勢を長時間つづけるような仕事をしている方に多いです。また体型的に首が長く、なで肩の方にも多く見られます。 |
頚肩腕症候群頸肩腕症候群は首から肩・腕・背部などにかけての痛み・しびれ感などを訴える症例全体をいいますが、この中でも他の
整形外科的疾患(変形性頸椎症、頸椎椎間板ヘルニア、胸郭出口症候群など)を除き、検査などで病因が確定できないものが(狭義の)頸肩腕症候群と
診断されています。 |
その他
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